2014.10.29

【MotoGP】最高峰クラスから日本人ライダーが消える?

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira 竹内秀信●撮影 photo by Takeuchi Hidenobu

 日曜の決勝レースは、今季ベストリザルトも狙える位置で走行し続けたが、レザースーツの背中に背負ったタンクのトラブルのために序盤から水を補給できない状態だった。これが原因で軽い脱水症状で集中力を欠いてしまい、レース終盤に転倒。マシンを引き起こして再スタートを切り、11位でチェッカーを受けた。

 レース直後には悔しさもにじませたが、「これもレースです。この気持ちを最終戦のバレンシアにぶつけて、今年のベストリザルトを目指します」と言い切ってマレーシアを後にした。

 来年の去就は、レースウィーク前に話したとおりの方向で話が進んでいる模様だ。青山が2015年シーズンに参戦をしない場合、来季の日本人選手はMoto2クラスに1名(中上貴晶)、Moto3に2名(尾野弘樹、鈴木竜生)という構成になる見通しだ。

 参考までに、今からちょうど10年前の2004年は、MotoGPクラスに参戦する日本人選手は4名、(玉田誠、中野真矢、阿部典史、青木宣篤)。250ccクラスではこの年に初の世界選手権フル参戦となった青山博一を含む3名(青山、松戸直樹、関口太郎)、125ccクラスには1名(宇井陽一)、と計8名の選手が各クラスで活躍していた。

 そしてさらに、次戦のバレンシアGPで青山と中上のいずれかが表彰台を獲得しなければ、1986年サンマリノGPの平忠彦以来連綿と、日本人選手の誰かが毎年必ず表彰台に登壇し続けてきた記録が途絶えることにもなってしまうのだ。

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