【競馬】京成杯は「大駆け」血統のマイネルストラーノが狙い目

京成杯の穴馬として好走が期待されるマイネルストラーノ。京成杯の穴馬として好走が期待されるマイネルストラーノ。元ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

 年明け2週目は、1月12日(土)~1月14日(月)までの3日間開催となります。新年の競馬では毎年恒例となり、3日連続で重賞レースも行なわれます。

 そこで今回、僕が取り上げたいのは、牡馬クラシック第一弾、皐月賞と同じ舞台で行なわれる、京成杯(1月14日/中山・芝2000m)です。

 年末年始の「クラシック登竜門」と言えば、12月末に開催されているラジオNIKKEI杯2歳S(阪神・芝2000m)が有名です。同レースで実績を残した馬がクラシックで活躍することが多く、毎年好メンバーがそろいますが、最近では1月早々に行なわれる、この京成杯にも同じような傾向が見られます。クラシック前哨戦となる弥生賞(3月)、本番の皐月賞(4月)と同じ舞台となる、中山の芝2000mで行なわれるからでしょう。大一番を目標とする有力な関西馬も予行演習を兼ねて遠征してくることが多くなり、その後のクラシックを占うレースとして注目を集めています。

 さて、今年のレースですが、上位人気が予想されるのは、GIの朝日杯FSで4着と好走したフラムドグロワールと、ラジオNIKKEI杯から参戦するラウンドワールド。そのうち、気になる存在は、ラウンドワールドです。

 前走のラジオNIKKEI杯では、3番人気で上位の一角に挙げられていましたが、7頭立ての6着と人気を裏切る大敗を喫しました。確かに、出負けしたうえに、スローペースの上がり勝負の競馬という不運もありました。しかし、見せ場すらない大敗には、解せないものを感じました。

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