【競馬予想】秋のGⅠ開幕戦、スプリンターズSで注目の血統は? 本命は多くのスプリンターの血を引く4歳馬
【拮抗が予想されるレースから抜け出すのは?】
9月27日(日)、中山競馬場で3歳以上馬によるGⅠスプリンターズS(芝1200m)が行なわれる。
このレースは秋シーズン最初のGⅠレース。昨年の勝ち馬ウインカーネリアン、一昨年の勝ち馬ルガル、3年前の勝ち馬ママコチャと、過去の勝ち馬が3頭出走する。今年のGⅠ桜花賞(阪神・芝1600m)馬のスターアニス、昨年のGⅠNHKマイルC(東京・芝1600m)勝ち馬のパンジャタワーも含め、5頭のGⅠ馬が出走予定だ。さらに、重賞2連勝中のフリッカージャブら、実績馬と新星がそろった。実力拮抗のハイレベルな争いが予想される。
それでは、このレースを血統的視点から分析していこう。今回、筆者が血統面から本命視するのはレイピア(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)だ。
重賞初勝利を目指すレイピア photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
同馬の父タワーオブロンドンが2019年のスプリンターズS勝ち馬。父の産駒はGⅠNHKマイルCを勝ったパンジャタワーが代表的だが、産駒のベストな距離は芝1200mだ。フェリチタが勝った今年のGⅢ函館2歳S(函館)を含め、JRA芝31勝のうち21勝を1200mで挙げている。中山では1勝だが、ウチュウノセカイがOPのカンナSを勝利している。
レイピアの牝系をより奥まで見ていくと、祖母クーヴェルチュールがGⅢキーンランドC(札幌・芝1200m)の勝ち馬で、2007年にはスプリンターズSにも出走(8着)した。その父ブラックホークは、1999年のスプリンターズS勝ち馬。ちなみにその時の鞍上は、今回レイピアに騎乗する横山武史騎手の父・横山典弘騎手だった。
さらに牝系を遡ると、6代母ニンバスバンブーの孫には、スプリンターズSがGⅠに昇格して初めての開催となった1990年の勝ち馬、バンブーメモリーがいる血統。レイピアは父、祖母、祖母の父、そして同牝系の名馬と、多くの芝スプリンターの血を受け継いでいる。
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著者プロフィール
平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)
主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide





















