【競馬予想】スプリンターズS、"上がり馬"フリッカージャブの勢いはホンモノか 前哨戦は「確かに強かったが...」
今年も、GⅠスプリンターズS(9月27日/中山・芝1200m)で幕を開ける秋のGⅠシリーズ。レースごとに距離や舞台設定は異なるものの、共通する興味のひとつが、「新興勢力の台頭」があるかないか、だ。
実績馬の大半が休養に入っている夏場。休まずに走って力をつけ、やがて既成勢力を脅かす存在になる――そういう馬が1頭でもいれば、その路線への関心度は一気に高まる。
迎えるスプリンターズSには、まさにそのイメージにぴったりハマる"上がり馬"がいる。フリッカージャブ(牡4歳)だ。
春から夏にかけて、オープン特別の鞍馬S(5月16日/京都・芝1200m)、GⅢ北九州記念(7月5日/小倉・芝1200m)、GⅡセントウルS(9月6日/阪神・芝1200m)と3連勝。その勢いから、一気に大一番での戴冠が見込まれている。
関西の競馬専門紙記者は、その躍進ぶりについてこう語る。
「もともと調教ではメチャクチャ動く馬。そのため、早くから『いずれはオープン級』と言われていました。その馬がここに来て重賞2連勝と軌道に乗ってきた。期待されていた馬がようやくホンモノになってきた、ということだと思います」
前哨戦のセントウルSを快勝したフリッカージャブ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る フリッカージャブは、とにかくスピード能力が高い。3歳時に芝のスプリント戦を3連勝したときは、いずれも他馬を寄せつけない圧巻の逃げきり勝ちを果たしている。
その後、年明け初戦のGⅢオーシャンS(2月28日/中山・芝1200m)はコンマ3秒差の6着に屈したものの、3走前の鞍馬Sでは番手から鮮やかに抜け出して快勝。1分6秒4という驚異的なタイムをマークして、12年ぶりにコースレコードを塗り替えた。
3歳時には逃げ一辺倒だった馬も、古馬になってからは精神面が成長。逃げ馬の後ろで我慢が利くようになり、鞍馬Sからの3連勝はすべて番手につける競馬で勝利を収めている。
元来、優れたスピード能力を持った馬が番手で折り合って、しかも上がり33秒台の脚を使える。こうなると、並のスプリンターではさすがに太刀打ちできない。「GⅠでも......」と期待されるのは当然のことだろう。
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