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【競馬予想】春を締めくくる宝塚記念で注目すべき血統は? コース、距離の相性で2頭をピックアップ (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Takaaki Hiraide

【対抗はキズナ産駒】

 もう1頭はジューンテイク(牡5歳、栗東・武英智厩舎)を推す。

 同馬の父キズナの産駒は芝2200mの成績が優秀で、これまで301戦30勝、勝率約10%となかなかの数字だ。直近10年の重賞に限ると、勝利数はディープインパクトに次ぐ5勝。2着は7回で、勝率9.8%、連対率23.5%という優秀な成績を残している。

 GⅠでも、今回と同じ阪神コースで行なわれたエリザベス女王杯を、10番人気だったアカイイトが勝利。ジューンテイクはアカイイトと同じ、母の父シンボリクリスエスという配合だ。

 ちなみに、キズナ産駒の芝2200mでの重賞5勝は、2020年のGⅡ京都新聞杯を制したディープボンド(4番人気)、2021年のエリザベス女王杯を制したアカイイト(10番人気)、2022年のGⅡ京都新聞杯を制したアスクワイルドモア(8番人気)、2024年の京都新聞杯を制したジューンテイク(8番人気)、GⅡ京都記念を制したジューンテイク(6番人気)と、人気薄の馬による勝利も多い。芝2200mという距離はスペシャリスト的な馬がいるため、波乱になりやすい傾向があるのだ。

 ジューンテイクは前述のように、京都新聞杯、京都記念と芝2200mの重賞を2勝。2024年のGⅡ神戸新聞杯(中京・芝2200m)はメイショウタバルに次ぐ2着に入っている。昨年の宝塚記念は16番手と大敗したが、2番手追走とやや前を行きすぎた感があり、状態も万全ではなかった印象がある。

 キズナ産駒は、シックスペンスが先週のGⅠ安田記念(東京・芝1600m)を勝利。鞍上の松山弘平騎手は今年、日本ダービーなどGⅠを3勝と絶好調なだけに心強い。

 以上、今年の宝塚記念は、ゴールドシップ産駒メイショウタバル、キズナ産駒ジューンテイクの2頭に期待する。

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

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