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【競馬予想】タフな馬場が想定される安田記念 総合力あるパンジャタワーが有力も、馬力ある伏兵の大駆けにも要注意 (2ページ目)

  • 武藤大作●取材・構成 text by Daisaku Mutoh

 前走のGⅠ高松宮記念(3月29日/中京・芝1200m)においても、外差しの決着となるなか、前目のインで運んで4着に粘るガッツを見せました。厳しい流れにあって、あれだけ踏ん張りが利くのですから、府中のマイルGⅠで勝利実績があるのも納得です。折り合いにも、底力にも不足がなく、得意なコースで再び戴冠を遂げても不思議ではありません。

――パンジャタワーに続く馬、他に注目している馬はいますか。

大西 2番手として挙げたいのは、トロヴァトーレ(牡5歳)です。2走前のGⅢ東京新聞杯(2月10日/東京・芝1600m)と前走のGⅢエプソムC(5月9日/東京・芝1800m)は、いずれも外から差しきる形で勝利。まさに安田記念を見据えたようなレースぶりでした。

 昨年、このレースに参戦した際には折り合い面に難しさを見せて大敗(17着)を喫しましたが、1年かけてしっかりと課題をケア。今回は当時とはまた違った姿を見せてくれるはずです。

――では最後に、これら有力勢を脅かしそうな伏兵で気になる存在がいましたら教えてください。

大西 ウォーターリヒト(牡5歳)の一発に期待しています。この馬が得意とするのは、パワーを要する馬場での底力勝負。前走のGⅡマイラーズC(4月26日/京都・芝1600m)はパンパンの高速馬場でスピード能力が問われた一戦でしたから、まったくの適性外でした。13着の大敗もやむなしと言ったところでしょう。

安田記念での大駆けが期待されるウォーターリヒト photo by Eiichi Yamane/AFLO安田記念での大駆けが期待されるウォーターリヒト photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る しかし、昨秋のGⅠマイルCS(京都・芝1600m)では15番人気ながら3着と激走。当時の京都はあまり芝の状態がいいとは言えず、かなり馬力が要る馬場コンディションでした。そこで、実力上位のマイラーたちと互角に渡り合った走りは評価に値します。

 すでに説明したとおり、安田記念が行なわれる東京の馬場はマイルCSのときに近いと想定されます。この馬のキャラクターを考えれば、そうした舞台で上位に食い込む走りを見せても驚けません。

 前走の結果から評価が急落するようなら、馬券的な妙味はさらに増します。ということで、ウォーターリヒトを今回の「ヒモ穴」に指名したいと思います。

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