検索

【競馬予想】混戦模様のチャンピオンズCで注目すべき、キングマンボとキズナの血 クロスも含めて徹底チェック

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki

【ここ数年のレースで結果を残している血統は?】

 12月7日(日)、中京競馬場で3歳以上馬によるGⅠチャンピオンズC(ダート1800m)が行なわれる。このレースは、2月のGⅠフェブラリーSに並ぶ、JRAダートGⅠのひとつだ。

5月の平安Sを勝利したアウトレンジ5月の平安Sを勝利したアウトレンジこの記事に関連する写真を見る

 今回は今年の地方交流GⅠジャパンダートクラシックを勝ったナルカミ、今年のマイルCS南部杯など地方交流GⅠ2勝のウィルソンテソーロ、今年の川崎記念など地方交流GⅠ4勝のメイショウハリオ、昨年のGⅠフェブラリーSを勝ったペプチドナイル、昨年の地方交流GⅠ東京ダービーを勝ったラムジェットと、GⅠ・地方交流GⅠ馬が5頭出走。実績馬と新星が入り交じり、混戦が予想される。

 それでは、血統的視点からレースを占っていこう。ここ数年のチャンピオンズCで活躍が目立つのが、キングマンボの系統だ。2023、24年を連覇したレモンポップ(父レモンドロップキッド)のほか、2020年のチュウワウィザード(父キングカメハメハ)、2022年ジュンライトボルト(父キングカメハメハ)と、3頭の直系馬が5年で4勝を挙げている。

 今年もキングマンボ直系の馬が出走予定だが、今回はちょっとひねって、このキングマンボの血をクロス(インブリード)している馬を推奨してみたい。それがアウトレンジ(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)だ。

 同馬の父レガーロは、その父バーナーディニからエーピーインディ、シアトルスルーと遡る系統だが、レガーロの母の父はレモンポップの父と同じレモンドロップキッドだ。そしてアウトレンジの母の父は、チュウワウィザードやジュンライトボルトの父であるキングカメハメハ。つまりレガーロは、2020年以降にチャンピオンズCを勝った3頭の父の血を持っていることになる。

 アウトレンジはさらに、キングカメハメハの父キングマンボの4×3クロスと、このレースに強い血をより濃く持っている。さらに、祖母の父の父となるストームキャットの血にも注目したい。この血はレモンポップの母系にもある。キングマンボとストームキャットの組み合わせは、名スプリンターのロードカナロアも持っているもの。長きにわたり、ニックスであり続けているのだ。

1 / 2

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

【写真】競馬記者・三浦凪沙 インタビューカット集

キーワード

このページのトップに戻る