【競馬予想】エリザベス女王杯は人気薄馬の血統も要チェック 本命の有馬記念馬レガレイラに対抗しそうな2頭は? (2ページ目)
ヴェルミセルはこれまでの全4勝が芝2500mか2600mというステイヤー。重賞勝ちはないが、今年のGⅢダイヤモンドS(東京・芝3400m)3着、GⅡ京都大賞典(京都・芝2400m)で3着に入っている。
その重賞2戦はいずれも牡馬混合戦だった。前走は今回と同じ京都で、単勝90.8倍の15番人気と人気は低かったが、勝ち馬と0秒2差と好走している。京都コースは3歳5月に出走(2000m)して5着だったが、本格化した現在は得意条件と言ってもよさそうだ。
【もう1頭は京都を得意とする3歳馬】
もう1頭はリンクスティップ(牝3歳、栗東・西村真幸厩舎)を推す。
同馬の父キタサンブラックは昨年のエリザベス女王杯で、12番人気から2着に入ったラヴェルの父でもある。母の父キトゥンズジョイは、英GⅠエクリプスS(芝1990m)など英愛でGⅠを4勝し、2018年の全欧年度代表馬に輝いたロアリングライオンなどを輩出した名種牡馬だ。父系祖父のサドラーズウェルズは、同じキタサンブラック産駒のGⅠ皐月賞(中山・芝2000m)馬ソールオリエンスも持っている血というニックス配合でもある。
リンクスティップは重賞勝ちこそないものの、GⅠ桜花賞(阪神・芝1600m)で3着に入った実力馬。GⅢきさらぎ賞(京都・芝1800m)では、のちにGⅠ日本ダービー(東京・芝2400m)で4着に入ったサトノシャイニングに次ぐ2着に好走している。
さらに京都コースでは、未勝利戦(芝2000m)を含む3戦1勝、2着2回で連対率100%。前走のGⅡ紫苑S(中山・芝2000m)は8着と敗れたが、スローペースが合わなかったようで、状態も万全ではなかったようだ。京都の外回りは同馬に合う条件と思われるので、巻き返しに期待したい。
以上、今年のエリザベス女王杯はゴールドシップ産駒ヴェルミセル、キタサンブラック産駒リンクスティップの2頭に期待する。
著者プロフィール
平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)
主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide
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