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【競馬予想】エリザベス女王杯の本命レガレイラに気になる情報 「中山以外」で勝つことができるのか (2ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo

 それよりもポイントとなるのは、どちらも中京、京都と関西圏で行なわれたレースだったこと。この2戦の他にも今年、関西圏のGI宝塚記念(6月15日/阪神・芝2200m)で2番人気に推されながら11着に沈んでいます。

 これらのことから、レガレイラは何らかの理由で"関西圏の競馬に弱い"と考えるのが妥当だと思います。その理由については、輸送なのか、馬場なのか、あるいはそうしたことを含めた環境なのか、よくわかりません。

 その一方で、関東の中山競馬場ではGI2勝を含めて4戦3勝。その点に注視すれば、中山ではめっぽう強いが、他の競馬場ではそうでもない、というタイプの馬かもしれません」

 思えば、2021年から2022年にかけて、菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念と3つのGIを制したタイトルホルダーは、それらすべてが阪神競馬場でのレースで、他の競馬場ではこれといった結果を出せなかったことから「阪神番長」の異名をとった。

 もしかするとレガレイラもそれと同様で、中山では無類の強さを発揮する、いわば「中山オンナ番長」なのかもしれない。

 だとすると、エリザベス女王杯は苦手な関西圏が舞台。前走のオールカマーでの強さをそのまま信用するわけにはいかない。

 また、レガレイラには気になる情報もある。先の専門紙記者が声を潜めて言う。

「レガレイラの今年の最大目標は、得意の中山での有馬記念の連覇です。ゆえに陣営としては、このレースをそこへ至るステップレースと位置づけて、必ずしも勝たなければいけないレースとは考えていないはず。ですから、ここでは目いっぱいに仕上げてくる可能性は低いと見ています」

 それが事実ならば、再び本命視されるエリザベス女王杯にあって、昨年の二の舞となる危惧が高まる。

 しかし反対に、こんな見方もある。とある競馬関係者が言う。

「レガレイラを管理するのは、GIをいくつも勝っていて、トレーナーリーディングでも常に上位を争う木村哲也厩舎。過去に3度も負けていながら、それでもまた関西のレースを使ってくるということは、おそらく何らかの勝算があってのことでしょう。そこに期待する手はあると思いますよ」

 はたしてレガレイラは、苦手な関西圏の一戦で3つ目のGIの勲章を得ることができるのか。熱き"オンナの戦い"に注目である。

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