【競馬予想】上位混戦の菊花賞で最も不気味な存在――舞台を知り尽くす名手が再び絶妙な逃げを見せるか (2ページ目)
――抜けた存在がおらず、激戦が予想される菊花賞と言えそうですが、現時点で大西さんが有力視しているのはどのあたりでしょうか。
大西 基本的には、皐月賞、ダービーで勝ち馬と差のない競馬をした馬たち。それらの実力は、素直に評価すべきだと考えています。具体的には、ダービー3着のショウヘイ(牡3歳)、ダービー5着のエリキング(牡3歳)、皐月賞4着&ダービー8着のジョバンニ(牡3歳)といった面々ですね。
これらがひと夏越して、どう成長してきたのか。3000mの距離適性はどうなのか。そういった点を見極めたうえで、夏の上がり馬たちと比較して、最終的なジャッジを下したいと思っています。
――現状、名前を挙げていただいた3頭と、今春のGⅡ青葉賞(4月26日/東京・芝2400m)を快勝し、夏のGⅢ新潟記念(8月31日/新潟・芝2000m)で古馬相手に2着となったエネルジコ(牡3歳)の評価が高そうですが、それらを脅かす存在、一発を秘めていそうな伏兵候補はいますか。
大西 正直、当日の人気がどのぐらいになるのか読めないのですが、武豊騎手騎乗のマイユニバース(牡3歳)に大きな魅力を感じています。
菊花賞での大駆けが期待されるマイユニバース photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る――前走の2勝クラス・九十九里特別(9月20日/中山・芝2500m)では大逃げを打って、2着に7馬身差をつける圧勝劇を演じました。
大西 重賞経験はなく、格下と言える存在なのですが、前走の勝ちっぷりを見て直感的に「菊花賞でも惑星になり得る」と思いました。
同レースでは好スタートからハナをきると、セーフティリードを守っての逃げではなく、前半から他馬を大きく引き離していきました。その後、最終の3~4コーナーを迎えて一旦、後続を引きつけたあと、直線に入ってから再び突き放すといった味のある勝ち方を披露しました。
手綱をとったベテランの横山典弘騎手らしい、他馬を幻惑するようなラップの刻み方でしたが、あれは高い心肺機能、長距離適性がないとできない芸当。京都の芝3000mの舞台では、大きな武器になると思います。
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