検索

【競馬予想】凱旋門賞で注目すべき血統は? ダービー馬クロワデュノールなど日本馬3頭も分析

  • 平出貴昭●文 text & illustration by Hiraide Takaaki

【凱旋門賞で注目の血はふたつ】

 現地時間10月5日(日)、フランス・パリロンシャン競馬場で3歳以上馬によるGⅠ凱旋門賞(芝2400m)が行なわれる。

 日本調教馬にとって長年の悲願である世界的ビッグレース。今年はクロワデュノール、ビザンチンドリーム、アロヒアリイと3頭の日本調教馬が出走する。

 それでは、このレースを血統的視点から分析していこう。別表に過去20年の凱旋門賞勝ち馬の血統をまとめた。オレンジ色で表したのがサドラーズウェルズ系で、ここ13年で11回、合計で12回をこの直系が勝利している。さらに母の父も含めると、父も母の父もこの系統のエネイブルを含めて、20年の勝ち馬のうち14回、父か母の父にこの血を持っている馬が制しているのだ。

この記事に関連する写真を見る

 また、水色で表したダンチヒの影響力も大きく、20年で4頭が直系に、5頭が母の父にその血を持っている。凱旋門賞では、サドラーズウェルズとダンチヒの血が極めて重要であることは明らかだ。

 これらを踏まえ、筆者が本命に推したいのがアヴァンチュール(牝4歳、仏・C.フェルラン厩舎)だ。

 同馬は、父が2009年の勝ち馬シーザスターズで、サドラーズウェルズ系に次いで相性がいいダンチヒを父系の祖先に持つ血統。シーザスターズ産駒は凱旋門賞での勝利はないが、2014年にタグルーダが3着、2017年にクロスオブスターズが2着、2018年にシーオブクラスが2着、クロスオブスターズが3着に入っている。

 また、母の父シングスピールはサドラーズウェルズの直系の孫で、祖母の父レインボウクウェストは1985年の凱旋門賞馬。さらに牝系を遡ると、4代母レイディベリーが2011年の勝ち馬デインドリームの3代母という、凱旋門賞と縁のある血統だ。

 同馬は昨年も2番手に推した馬で、7番人気で2着に入った。凱旋門賞はリピーターが多いレースとしても知られており、2013、14年にはトレヴが、2017、18年にはエネイブルが連覇。2007~2009年にはユームザインが3年連続2着、2012、13年にはオルフェーヴルが2年連続で2着に入っている。

1 / 3

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

【写真】競馬愛があふれ出る!SKE48熊崎晴香フォトギャラリー

キーワード

このページのトップに戻る