11頭が1億円超えの高値で落札されたイクイノックス産駒 間近で見た識者が語る「意外な評価」
セレクトセール2025/当歳馬編
北海道苫小牧市のノーザンホースパークで、(社)日本競走馬協会が主催する日本最大級の競走馬のセリ市「セレクトセール2025」(7月14日、15日)が開催された。
2日目の15日には当歳馬のセッションが行なわれ、イクイノックスをはじめ、タイトルホルダー、シュネルマイスター、グレナディアガーズ、さらに愛ダービー馬のウエストオーバー(英国)といった馬たちの初年度産駒も上場された。
なかでも注目を集めたのは、国内外のGIで6連勝を飾って、2023年にはIFHA(国際競馬統括機関連盟)の選定するワールドベストレースホースランキングで1位となったイクイノックス産駒だ。
上場されたのは、全24頭。最初に登場したキャンプロックの2025が2億3000万円(税別。以下同)で落札されると、5億8000万円で取引されたミッドナイトビズーの2025を筆頭に、実に11頭が1億円超える高値で落札された。
5億8000万円で落札されたイクイノックス産駒のミッドナイトビズーの2025(手前) photo by (C)Japan Racing Horse Associationこの記事に関連する写真を見る 最終的にセールで取引されたのは、23頭。1頭あたりの平均落札額は1億5500万円と、当歳セッション全体の平均落札額、およそ7500万円の2倍以上となった。
この背景には、もちろんイクイノックス自身の競走成績やそのレース内容における高い期待もあるが、イクイノックスの父であるキタサンブラックの評価の高さもある。実際、キタサンブラック産駒はセール2日間で22頭が取引され、1頭あたりの平均落札額は1億9000万円強と、昨年よりも7000万円以上上昇。同産駒のクロワデュノールが圧巻のレースぶりで今年の日本ダービーを制したことも、その後押しとなったことは間違いない。
こうした点については、牧場やセリ市にも積極的に足を運ぶ、デイリー馬三郎の木村拓人記者もこう語る。
「もともとキタサンブラック自身、種牡馬としての評価が抜けて高かったわけではありません。一度は種付け料も下がるほどでした。それが、イクイノックスやソールオリエンス、クロワデュノールなど、産駒の活躍とともに一気に(その評価が)上がってきた形なんですよね」
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