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竹俣紅アナが注目する3歳馬――クラシック未出走ながら秋が楽しみな馬とは?

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

この記事に関連する写真を見る竹俣 紅連載:『紅色の左馬』第25回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、竹俣紅アナウンサーの連載『紅色の左馬』。今回は、春のクラシック出走は叶わなかったものの、今後の活躍が期待される3歳馬をはじめ、竹俣アナが注目する馬たちについて綴ってもらった――。

この記事に関連する写真を見る 2025年のダービー馬は、クロワデュノールとなりましたね。

 日本ダービー当日、クロワデュノールがパドックを歩いている様子を見たときは、パドックなどさっぱりわからない素人目にも、ただならぬオーラを感じました。まさに、その貫禄を見せつけた走り。王者の風格とはこのことですね。

"すべてのホースマンの夢"とも言われる日本ダービー当日の競馬場は、独特の緊張感が漂っています。人間が緊張すると、きっと馬にも緊張が伝わりますよね。ですから、ダービーを勝つ馬というのは、3歳春の時点での完成度の高さはもちろん、度胸も持ち合わせているのかなと思います。

 皐月賞、ダービーを終えて、クラシックの出走馬それぞれのキャラクターがわかってきたところで、今回は、皐月賞、ダービーには登場しなかった3歳馬に目を向けてみます。

 まず私が注目しているのが、キタサンブラック産駒のライトトラックです。

 ライトトラックは、5月の未勝利戦でデビュー。レース経験のある馬たちを相手に、上がり最速の末脚を繰り出し勝利。このレースを見たときに、競馬アプリでお気に入り登録しました。続くリステッド競走の白百合Sでは、ゴール前での叩き合いで勝負根性を見せ、連勝となりました。

 まだ加速するまでに少し時間がかかるところが見られますが、秋が楽しみな馬。パートナーの和田竜二騎手との相性もよさそうです。

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