【競馬予想】香港チャンピオンズデー 日本馬出走のGI3レースで一発が期待できる穴馬 (2ページ目)
ガイアフォース(牡6歳)の初の海外挑戦となるチャンピオンズマイルは、現在GI3連勝中と覚醒したヴォイッジバブル(せん6歳)が人気。そもそも近年の香港を代表する名馬、ゴールデンシックスティやロマンチックウォリアーがいなければ、この馬も歴史に残るレベルの逸材。GI4連勝も十分にあり得る。
これに続くのは、オーストラリアのGIを9勝しているミスターブライトサイド(せん7歳)。マイル戦では21戦してすべて4着以内と、今回も上位争いに絡んでくるのは間違いない。
この「2強」に割って入るとすれば、地元香港のギャラクシーパッチ(せん5歳)か。昨年のGI香港マイル(シャティン・芝1600m)では、日本のオッズでも4番人気に推された実力馬だ。
同レースでは7着に終わったが、スタートで跳ね上がったうえ、内の馬から寄せられて完全に後手を踏んでしまった。最後の直線でもなかなか進路が見つからず、伸び始めたところで再三挟まれる不利を受けたことが響いた。この敗戦から、今回は人気の盲点になりそう。馬場があまり渋らなければ、勝ち負けを演じても不思議ではない。
逆に馬場が渋った場合は、レッドライオン(せん6歳)、ハッピートゥギャザー(せん6歳)ら地元香港の伏兵2頭に要注意。レッドライオンは昨年も人気薄で2着に入って、波乱を演出している。
最後にクイーンエリザベスII世カップ。過去3連覇を果たしているロマンチックウォリアーが不在で、タスティエーラ(牡5歳)、プログノーシス(牡7歳)、リバティアイランド(牝5歳)の日本調教馬3頭vsフランスのゴリアット(せん5歳)といった対決の構図。各馬の実績を鑑みれば、どの馬にも戴冠のチャンスはある。
しかしながら、4頭とも懸念材料を抱えている。日本調教馬3頭は長らく勝ち星から遠ざかっており、ゴリアットは昨年のGIジャパンカップ(6着。東京・芝2400m)以来の実戦で、実のところ2000m戦は未勝利。それぞれの能力は認めるものの、いずれも全幅の信頼は置きづらい。
2 / 3

