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【競馬予想】金鯱賞は先を見据えた有力馬が陥る落とし穴を考慮 異色の良血馬の大駆けに要注意 (2ページ目)

  • 武藤大作●取材・構成 text by Mutoh Daisaku

 何にしても、プログノーシス、クイーンズウォーク、ホウオウビスケッツと、重賞実績で他馬をリードする3頭が人気を集めるのは、納得です。まともな仕上げで出走してくれば、上位争いに絡む可能性は高いと見ています。

――これら人気3頭が中心としても、開幕週のGI前哨戦というレースにおいて、どういった点に留意して予想する必要があると思われますか。

大西 一昨年、昨年の覇者プログノーシスは、末脚性能の違いで他馬をねじ伏せましたが、(開幕週ということを考えれば)やっぱりある程度は前で運べる機動力があったほうが有利でしょうね。

 週末は雨予報で馬場状態は微妙な状況ですが、大目標を次に控えている馬というのは、当然ここがメイチの勝負ではなく、陣営としては勝ちにこだわりすぎて「よそ行きの競馬をして、次に変な影響を及ぼしたくない」と考えるものなんです。

 結果も重要ですが、それ以上に次へつながる内容の競馬をすることが、前哨戦の最重要ミッション。GI獲りを狙う有力馬ほど、そのあたりの兼ね合いの難しさが落とし穴になり得ることは、頭に入れておくべきでしょう。

――そうしたことを踏まえて、大西さんが目をつけている馬はいますか。

大西 展開面でカギを握るのは、岩田康誠騎手が乗るホウオウビスケッツだと思うのですが、この馬の出方次第ながら、状況的にこのレースに"真っ直ぐ勝負できる"という点で魅力を感じるのは、デシエルト(牡6歳)です。

金鯱賞での勝ち負けが期待されるデシエルト photo by Eiichi Yamane/AFLO金鯱賞での勝ち負けが期待されるデシエルト photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る ダートを中心に使ってきて少し頭打ちになったところで、芝路線へと再転向。リステッド競走のアンドロメダS(11月16日/京都・芝2000m)、GIII中日新聞杯(12月7日/中京・芝2000m)と現在2連勝中。祖母がアドマイヤグルーヴで、エアグルーヴ、ダイナカールへと遡るエリート牝系ですが、紆余曲折を経て表舞台に立つというキャリアが珍しく、何となく肩入れしたくなりますね。

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