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激戦の3歳牝馬戦線――年明け早々、桜花賞とオークスの勝ち馬を予想してみた! (2ページ目)

太田尚樹記者(日刊スポーツ)

◆桜花賞=アルマヴェローチェ(牝3歳/父ハービンジャー)
◆オークス=マディソンガール(牝3歳/父キズナ)

 アルマヴェローチェは前走の阪神JFにおいて、距離短縮や速い時計での決着など、あらゆる不安材料を一掃しました。レース前の時点で、同馬を管理する上村洋行調教師は「本質的には1800mぐらいがいいのかも。桜花賞へ、格好をつけてほしいです」と口にしていたので、陣営としても想像以上の走りだったと思います。

 この世代の阪神JFは京都での開催だったため、例年と違って桜花賞ではコース替わりとなりますが、ごまかしの利かない阪神マイルはアルマヴェローチェにとって、むしろ好材料でしょう。

 マディソンガールは、 ご存じリバティアイランドの半妹です。まだ1戦1勝という戦績ですが、驚かされたのは新馬戦(2024年11月30日/京都・芝1800m)で見せた末脚。上がり33秒0は、秋の京都開催(2024年10月~12月)の1600m以上のレースで古馬を含めても単独トップでした。

 また、同レースの2着馬(ショウヘイ)が次戦の未勝利戦を2馬身半差の完勝。その結果が、マディソンガールの評価をさらに高めました。

 クラシックへ駒を進めるためには、次戦のGIIIクイーンC(2月15日/東京・芝1600m)での賞金加算が必須。"勝負駆け"の一戦となりますが、そこをラクに突破するようなら、桜花賞でも怖い存在になりそうです。

 半姉は三冠牝馬。母ヤンキーローズもオーストラリアの2000m戦のGIを制しており、オークスへの距離適性も十分だと見ています。

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