検索

【競馬・有馬記念予想】ドウデュースは有終の美を飾ることができるか? 現役最強馬が抱える唯一の不安 (2ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo

 そして今週、グランプリ有馬記念(12月22日)でGI3連勝――それこそ、2000年のテイエムオペラー、2004年のゼンノロブロイ以来史上3頭目の、古馬・秋の三冠制覇という偉業に挑む。

 有馬記念はドウデュースが昨年、強い競馬で勝ったレース。勝てば、連覇達成という快挙も同時に成し遂げることになる。

 しかしながら、有馬記念を連覇した馬は1984年のグレード制導入以降、わずか3頭しかいない。シンボリルドルフ(1984、1985年)、グラスワンダー(1998、1999年)、シンボリクリスエス(2002、2003年)である。

 つまり、20年以上もの間、連覇した馬は1頭もいない。先述の秋の三冠同様、データ的にそのハードルはかなり高い。

 現役最後の一戦、ドウデュースはこのハードルを超えることができるのか。勝って、有終の美を飾ることができるのだろうか。

 関西の競馬専門紙記者はこんな見解を示す。

「勝算は、かなり高いでしょう。能力が一枚、抜けていますからね。前走のジャパンカップがいい例です。道中で行きたがって、ゆえに最後の直線は誰が見ても早仕掛けになっていました。普通なら掲示板もない、負けている競馬ですよ。

 それを勝ってしまうんだから、他の馬とは能力が違った、ということ。有馬記念もその能力の違いで勝ちきってしまう、その公算は大きいと見ています」

 ゴール前でライバルたちをまとめてねじ伏せてしまう末脚は、確かに他馬にとっては脅威だろう。昨年同様、今年もその末脚が炸裂したら、連覇も、秋の三冠も達成される可能性は相当高い。

 有馬記念ではもうひとつ、秋のGI戦線における消耗度がポイントに挙げられるが、その点はどうか。先の専門紙記者は、それについても「心配はいらない」という。

「馬は、ムチャクチャ元気。まして、日本でトップを争う厩舎の仕上げですからね。力を使い果たして出がらし、なんてことはあり得ないし、もしそうなら(レースには)使いませんよ。状態面には、何の問題もないと思います」

 実際、同馬を管理する友道康夫調教師は一週前の追い切り後、「(状態に関しては)今が一番いい」と語っている。少なくとも、状態面が問題で負けるということはないだろう。

2 / 3

  • Googleで優先するソースとして追加

Googleの「優先ソース」について

キーワード

このページのトップに戻る