【競馬予想】天皇賞・秋は現役トップクラスが集結も波乱含み...浮上可能な穴馬は2頭 (3ページ目)
藤田記者が注目するもう1頭は、ステラヴェローチェ(牡6歳)だ。
「近走の敗因は明白。大阪杯(4着。3月31日)は踏み遅れで脚を余し、GI安田記念(9着。6月2日/東京・芝1600m)は壁を作れずにかかり気味でした。前走のGIIオールカマー(6着。9月22日/中山・芝2200m)も坂路オンリーの調教で、もうひと押しが利かなかっただけ。
この中間は足元を気にせず、2週前、1週前とコースで一段階踏み込んだ調整を施すことができました。馬体の張り、毛ヅヤは文句なし。間違いなく状態は前走以上ですし、屈腱炎で長く休んでいただけに、6歳でも馬はまだまだフレッシュです。
それに、2度の重賞勝ちが不良場だったように、同馬は道悪の鬼。もしかすると、今週末の雨予報が味方になるかもしれません。折り合い面から前走から1ハロン短縮も歓迎。GIにはあと一歩届いていませんが、馬場状態や展開などがうまくかみ合えば、大金星があっても不思議ではありません。
ちなみに、同馬を管理する須貝尚介厩舎と鞍上の佐々木大輔騎手のコンビは今年、重賞2勝を含む15勝。全国リーディングを快走する厩舎と若手のホープとのコンビは、侮れませんよ」
現在の日本競馬界のトップクラスの面々が集結したとはいえ、波乱ムードが漂う今年の天皇賞・秋。ここに挙げた2頭が、人気馬たちにひと泡吹かせる可能性は大いにある。
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