スプリングSは過去に激走を遂げた3頭のパターンに酷似する伏兵3頭がアツい

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 牡馬クラシック第1弾、GⅠ皐月賞(4月16日/中山・芝2000m)のトライアルとなるGIIスプリングS(中山・芝1800m)が3月19日に行なわれる。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は2勝、2着4回、3着2回と比較的安定した成績を残している。ただその一方で、5番人気以下も5勝を挙げるなど、ひと筋縄ではいかない一戦となっている。

 おかげで3連単では、好配当がしばしば生まれている。特に2019年には、1番人気のファンタジストが2着に入ったものの、10番人気のエメラルファイトが金星を挙げ、3着にも7番人気のディキシーナイトが突っ込んできて、23万5870円という高額配当が飛び出した。

 こうした傾向から、人気馬を押さえつつ、ダークホース的な存在に狙いを絞ってみるのも悪くない。そこで、過去のレースで人気薄ながら馬券圏内(3着以内)に入った馬に注目。それらと似たタイプを今年の出走馬のなかから探し出して、穴馬候補としてピックアップしたい。

 最初に着目したいのは、オープン特別を勝っていながら、そのあとに重賞で連敗を喫して伏兵の域を出なかった馬だ。これは、2017年に6番人気で3着となったプラチナヴォイスのパターンである。

 出走メンバーを見渡してみると、このタイプに近い馬が1頭いた。シーウィザード(牡3歳)である。

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