実力拮抗の3歳ダート戦線。レパードSは抽選で恩恵を受けた2頭が波乱の使者となる (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 松田記者はもう1頭、抽選突破を果たした馬を穴候補として推奨する。

トウセツ(牡3歳)です。これまで6戦して、すべて馬券圏内(3着以内)に入っている堅実派。前走でも古馬と初対戦となった2勝クラスのインディアトロフィー(7月9日/小倉・ダート1700m)で、重馬場の時計勝負のなか、自ら動いて2着を確保しました。

 ラクに逃げた勝ち馬は強かったですが、速い時計にも関わらず、崩れなかった同馬も評価できます。良馬場の脚力勝負でも常にいい脚を使ってきますし、重賞メンバー相手でも好走が期待できます」

 先々のダート戦線を見据えるうえでも重要な一戦。世代の実力馬が集うなか、一気に存在感を示すのはどの馬か。それが、ここに名前が挙がった伏兵だとしてもおかしくない。

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