エルムSは種牡馬成績から2頭を厳選。末脚の切れる8連勝中の馬が本命、対抗はダート1700m巧者の7歳馬 (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 2番手にはスワーヴアラミス(牡7歳、栗東・須貝尚介厩舎)を推す。前述のとおり、このコースで好成績を残すハーツクライ産駒で、函館で行なわれた昨年のレースの勝ち馬。「札幌・ダート1700m」では大沼S2着、2019ワールドオールスタージョッキーズ第3戦(2勝クラス)で2馬身差の1着と好成績を残している。なんといっても、ダート1700mでは5戦して3勝、2着1回、3着1回と馬券圏内を外していない。

 今年で7歳となるが、今年1月のGⅡ東海S(中京・ダート1800m)で重賞3勝目。その後はGⅠフェブラリーSで13着、地方交流GⅠ帝王賞で7着と大敗しているが、得意のこの条件となれば軽視できない。昨年比2kg増となる斤量58kgも楽ではないが、斤量57.5kg以上で2勝、2着1回とそれほど苦にしていないため、好走が期待できる。

 以上、今年のエルムSは、シニスターミニスター産駒ブラッティーキッド、ハーツクライ産駒スワーヴアラミスの2頭に期待する。

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る