金子オーナーが高額で落札したシャザーン。「長くいい脚を使う」評判馬の実力はいかに (2ページ目)
そのクイーンズリングの初子となるのが、シャザーン。現在は、デビューに向けてトレセンで入念に調整されているが、管理するスタッフは同馬のことをどう見ているのだろうか。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
「調教では併せ馬で遅れるケースもありますが、『動きはいい』とスタッフ。『スパッときれるというより、ジワッと長くいい脚を使うタイプ。直線の長いコースが合うのではないか』と話しています。体つきも非常によく、『馬体重は500kgほどで、柔らかみがある』と評価していました」
また、距離適性や気性面について、陣営はどう見ているのだろうか。先述のトラックマンが続ける。
「距離については、『体つきからも、それなりに持ちそう』とのこと。父は最強スプリンターのロードカナロアですが、『母の血が強く出ている』そうです。2000m前後が適距離になるのではないでしょうか。
気性も、最初は少しピリッとするところもあったみたいですが、今は『問題ない』とか。スタッフは『血統的にも楽しみな馬』と確かな手応えを感じているようでした」
初陣は7月31日の2歳新馬(新潟・芝1800m)。鞍上は福永祐一騎手が務める予定だ。
金子オーナーが高額で落札したシャザーン。その評価どおりの活躍を見せることができるのか。まずはデビュー戦の走りに注目である。
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