中京記念は好調「過去データ」から導き出された4頭で夏のビッグボーナスをつかめ!

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 片やミスニューヨークは、前走でGIヴィクトリアマイル(5月15日/東京・芝1600m)に参戦。こちらも10着と大敗しているものの、2着馬とはコンマ4秒差と着順ほど負けてはいない。

 しかも、2走前のGIII中山牝馬S(3月12日/中山・芝1800m)で3着と好走し、3走前のGIIIターコイズS(12月18日/中山・芝1600m)では豪快な末脚を繰り出して快勝している。ある程度人気するかもしれないが、押さえておきたい1頭である。

 次に注目したいのは、前走でオープン特別を勝っていながら低評価にとどまりそうな馬である。こうしたタイプも過去、頻繁に好走しているからだ。

 いい例となるのは、2012年に5番人気で勝利したフラガラッハ、同10番人気で3着と善戦したトライアンフマーチ、2015年に6番人気で快勝したスマートオリオン、2016年に6番人気で2着に入ったピークトラム、同4番人気で3着となったケントオー、2017年に5番人気で勝ったウインガニオン、2020年に9番人気で3着入線を果たしたエントシャイデンらである。

 とすれば、今年もこのタイプは外せないが、今回の出走馬を見渡してみると、前走でオープン特別を勝っている馬がいない。それでも、2着になった馬が3頭いる。そのうち、わずかクビ差と"勝ちに等しい"結果を残したダブルシャープ(牡7歳)をここでは推したい。

中京記念での一発が期待されるダブルシャープ中京記念での一発が期待されるダブルシャープこの記事に関連する写真を見る ダブルシャープは、前走のオープン特別・都大路S(5月14日/中京・芝2000m)で2着と奮闘。さらに小倉巧者でもあるが、他にも有力馬がいる今回は伏兵の域を出ない。だが、前走で結果を出している人気薄馬が激走を繰り返している過去例からして、今年は同馬の一発があっても不思議ではない。

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