CBC賞はロードカナロア産駒で絞る。「連覇」か「重賞初制覇」か、良馬場で力を発揮する韋駄天2頭に期待 (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 もう1頭もロードカナロア産駒から、スティクス(牝4歳、栗東・武幸四郎厩舎)を推したい。同馬は現在4勝で、昨年の知立S(中京・芝1200m)を勝ってオープン入り。オープン入り後は北九州短距離S(小倉・芝1200m)18着、鞍馬S(中京・芝1200m)11着、韋駄天S(新潟・芝1000m)10着と大敗が続いているが、「小倉・芝1200m」では3戦2勝。昨年7月の1勝クラスでは1分06秒9の好タイムで2着に1馬身1/4差をつけて逃げ切っている。

 同コースで18着と惨敗した北九州短距離Sは、稍重の馬場が敗因だろう。勝ったレースはすべて良馬場だっただけに、良馬場が好走の条件になりそうだ。

 血統は優秀で、母の全兄は日本ダービー馬ロジユニヴァース。3代母ソニンクの牝系からはGⅠ秋華賞、英GⅠナッソーSのディアドラ、今年のGⅠ安田記念を勝ったソングラインのほか、芝短距離重賞では2017年のGⅢ函館スプリントSを勝ったジューヌエコールなども出しており、スプリント能力も秘めたファミリーだ。父系、さらに牝系の勢いに乗って重賞初制覇といきたい。

 以上、今年のCBC賞は、ロードカナロア産駒の2頭、ファストフォースとスティクスに期待する。

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る