宝塚記念もズバリ的中なるか。上半期5戦4勝とノリに乗っている美女馬券師の買い目 (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 対抗はディープボンド。2200m戦は3歳時のGII京都新聞杯を勝っていますが、本質的にはもう少し距離があったほうがいいのかな、というタイプ。とはいえ、今回は逃げ馬が多いですし、展開が向けばこの馬の台頭も十分考えられます。

 阪神・芝2200m戦における過去3年のデータを見てみると、キズナ産駒は25戦して1着5回、2着3回、3着1回と、3着内率は36%! この馬自身も、阪神で5戦して2勝、2着3回と連対を外していません。前走のGI天皇賞・春(5月1日/阪神・3200m)でも斤量58kgを背負って2着と奮闘していますし、引き続き好勝負を演じてくれると期待しています。

 ▲はタイトルホルダー。前走の天皇賞・春は後続に7馬身差をつけての勝利。3200mという長距離はジョッキーの腕の見せどころとなりますが、まさに横山和生騎手がすばらしい騎乗を見せての圧勝劇でした。かつて天皇賞・春を連覇したフェノーメノも好きだったのですが、長距離界にスターが現れるとワクワクします。

 しかしながら、タイトルホルダーが勝った5戦はすべて"逃げて"のもの。前走でも、普通なら危険回避のために先に行かせることが多いカラ馬にも先頭を譲らず、ゴールするまで正真正銘の"逃げ"に打って出ました。あのレースを見た時、それほどこの馬にとって逃げるか、逃げないかは重要な要素なのだと印象づけられました。

 となると、他にも先手を主張したい馬がいる今回はどうなのか。逃げることが難しくなるのはもちろんのこと、競りかけたりしたら乱ペースに巻き込まれる可能性も......。レースを観戦するうえではその辺りも面白いポイントとなりますが、タイトルホルダーにとっては懸念材料になります。

 はたして、タイトルホルダーは逃げられなくても勝てるのか。今後のGI戦線を占う意味でも、この馬がどんなレースをするのか、注目したいと思います。

 特注馬はポタジェ。大阪杯の時に馬券でお世話になったこの馬を、今回も注視したいと思います。大阪杯の予想の際にも記しましたが、やはりこの馬は阪神の舞台が合います。

 大阪杯では、期待していた以上に強いレースをしてくれて驚きました。今回、前走よりもさらに斤量が重くなる点が気になりますが、前回同様、好位で競馬ができれば、再度周囲をアッと言わせるシーンがあってもおかしくありません。

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る