宝塚記念に豪華メンバーが集結。穴党記者はタイプの違う2頭に高配当の夢を託す (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

宝塚記念での一発が期待されるパンサラッサ宝塚記念での一発が期待されるパンサラッサこの記事に関連する写真を見る

 そうして、吉田記者はこの春最大の上がり馬を推奨馬に挙げる。

パンサラッサ(牡5歳)です。ドバイの地で初めてのGI勝ち(ドバイターフ/3月26日、芝1800m)を飾って、日本に戻ってからも元気いっぱい。1週前の追い切りでは、躍動感のある走りでキレのある動きを見せていました。

 ここ5走で、オープン、GIII、GII、GIと4勝を挙げている勢いはホンモノでしょう。唯一の敗戦は、3走前のGI有馬記念(13着。12月26日/中山・芝2500m)。距離が長かったことと、緩急をつけすぎたことが敗因でした。

 そういう意味では今回、スタートしてからギアを上げることなくハナをきって、そこからワンペースでノンプレッシャーの逃げが打てることが理想。そしてそのまま、GI天皇賞・春(5月1日/阪神・芝3200m)を逃げて圧勝したタイトルホルダー(牡4歳)もしっかりと押さえ込んで、3~4コーナーでも影を踏ませることなく、早めに仕掛ける形が勝ちパターンとなるでしょう。

 良でも重馬場でもこなせますが、他馬が苦しんだり、キレ味を削がれたりするなら、少しタフな設定になることも悪くはありません。タイトルホルダーが勝負どころで少しでも可愛がって(目をかけて)くれれば、逃げきりの目も十分にあると見ています」

 吉田記者はもう1頭、パンサラッサへの警戒が強くなった場合、思わぬ馬の台頭もあると見て、パンサラッサとは真逆のタイプを穴馬候補としてオススメする。

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