好配当必至の安田記念。人気の盲点となりそうな地力ある実績馬2頭が波乱を演出か (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Kyodo News

レシステンシア(牝5歳)です。2走前のGI高松宮記念(3月27日/中京・芝1200m)では人気を裏切ってしまいましたが(1番人気6着)、1年ぶりにマイルに戻った前走のGIヴィクトリアマイル(5月15日/東京・芝1600m)では3着。勝ったソダシに何もかもが向いたレースにあって、よく奮闘したと思います。

 先週の東京は超高速で、速い時計が出せる馬に向く馬場でした。そのためダービーでも、スピードのある距離適性が短い馬のほうに向いたと言えます。とすれば、ソングラインでもいいのですが、オイシイ配当を狙うなら、レシステンシアのほうが面白いかと。

 距離適性で言えば、レシステンシアも自分のリズムでいける1400mがベスト。それでも、リズムよりも速い流れになってしまう1200mよりは1600mのほうが競馬はしやすいはず。前々走より前走のほうが好成績だったことも、それを示しています。加えて、今の馬場を考慮すれば、時計勝負の実績もありますから、ノーマークにするのは危険だと思いますよ」

 いまだ今年のGIは1番人気が未勝利。安田記念でもその流れが続いて、過去同様に高配当が飛び出すのか。もしそうなれば、その一端を担うのがここに挙げた2頭であってもおかしくない。

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