安田記念に強い「ストームキャットの血」。狙いは充実期を迎えている2頭の牝馬

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 その父系を遡ると、ポイントオブエントリーの祖父でロベルトに辿り着く。ロベルトは前述のシンボリクリスエスの祖父であり、2015年の勝ち馬モーリスの4代父でもあるため、安田記念に縁の深い血統だ。

 ロータスランドは昨年のGⅢ関屋記念(新潟・芝1600m)の勝ち馬で、今年に入ってからはGⅢ京都牝馬S(阪神・芝1400m)を勝ち、前走のGⅠ高松宮記念(中京・芝1200m)ではクビ差の2着。ソングラインと同じく、充実期を迎えている印象だ。

 ソングライン、ロータスランドはいずれも牝馬だが、安田記念は2020年の勝ち馬グランアレグリアなど、過去4年の出走馬9頭のうち6頭が馬券に絡んでいる。近年は牝馬の好走が目立っているため、今年も注目したい。

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