横山ルリカ、ずばりオークスの本命は？　桜花賞組以外も「かなり気になります」 (3ページ目)

忘れな草賞、フローラSの勝ち馬に注目

　２番手以降は手広く考えています。桜花賞が混戦でしたし、最近は「桜花賞組断然」というわけでもなくなっているので、別路線組も含めて、どこまで手を広げようか悩みます。

　ローテーションで言うと、近年好成績を出している忘れな草賞の勝ち馬アートハウス（牝３歳）や、フローラS組からエリカヴィータ（牝３歳）やルージュエヴァイユ（牝３歳）も気になります。

　アートハウスは桜花賞ではなくオークス一本に絞ってやってきた勝負度合いもありますし、新馬戦もセンスある勝ち方でした。

　懸念は少頭数の競馬しかしていないのと、阪神の2000mしか経験がないこと。そして心身のバランスについて中内田充正調教師と川田将雅騎手がやや不安があるようなコメントをされているのを見ると、輸送してテンションが上がった場合に、長い直線の東京2400mでどこまで耐えられるか。初めて尽くしのなかで一線級と初めて戦って、どこまでやれるのか？というところです。

　エリカヴィータはフローラＳでパーソナルハイが粘っているなか、内を立ち回って狭いところを抜けるという競馬を見せました。勝負根性もありますし、気持ちが強いのがタフな舞台ではすごくいいのかなと思います。上積みもありそうな追い切りも好印象。何より、この馬もサークルオブライフと同じ国枝厩舎なので押さえておきたいですね。

　ルージュエヴァイユは、フローラＳでは開幕週で前残りの傾向があるなか、２番手を回ってきて、脚を余した感のある５着でした。３戦連続上がり最速を使えていて、折り合いも心配ないし、池添謙一騎手からも距離が伸びてよさそうというコメントが出ていたので、穴で面白いので押さえておきたいです。