横山ルリカ、ずばりオークスの本命は? 桜花賞組以外も「かなり気になります」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

本命候補が今春のジンクスを破れるか

 今年は桜花賞が大接戦だったので、2着のウォーターナビレラ(牝3歳)、4着のサークルオブライフ(牝3歳)、5着のピンハイ(牝3歳)までが該当します。私はそのなかでもサークルオブライフを、今のところ本命候補で考えています。

 1600mばかりを使われてきましたけど、国枝栄調教師も今回のオークスのほうがいいのではないかと、桜花賞の前からおっしゃっていて。それでも桜花賞も獲るというくらいのコメントも出されていましたね。

 桜花賞は内・前が有利な展開になってしまったなか、大外枠から上がり最速を使って、0秒1差の4着。上位3頭よりもインパクトがあった内容でした。確実に伸びてくる末脚は、どこの枠に入っても出せると確信しました。

 エピファネイア産駒はおととしのデアリングタクトもそうだったように、距離が伸びてもマイナスはありません。それと、昨年のユーバーレーベン、3年前のラヴズオンリーユーでもオークスを勝っているミルコ・デムーロ騎手。乗り替わりではなく、ずっと連続で騎乗しているのも心強いです。

 また、ここ10年は関西所属の騎手がすべて勝っています。こうしたデータ面から、軸にしやすい馬だと思って1番手で考えています。

 懸念があるとすれば、今春のGIでは1番人気がずっと勝ってないことと、先週のヴィクトリアマイルもそうだったように前に有利な馬場や展開になって差し損ねてしまうことですね。

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