荒れる春のＧＩシリーズ。激戦の皐月賞も渋化馬場で台頭する伏兵２頭が波乱を起こす (3ページ目)
得意舞台での一発が期待されるアスクビクターモアこの記事に関連する写真を見る「弥生賞を快勝したアスクビクターモア（牡３歳）です。最近は皐月賞での勝ち馬が出ていない弥生賞組ですが、同馬が２番手から押しきったレースの勝ちタイムは、過去10年で２番目に速いタイムでした。
にもかかわらず、道中はかかり気味に進んでいました。ペースが上がる本番のほうが、持ち味となる先行力がより生かされるのではないでしょうか。
中山では３戦３勝。舞台相性は抜群です。クラシックを目指して、距離短縮を考えなかった陣営のローテ選択にも好感が持てます。滞空時間の長い、跳びの大きな走りからも大物感が漂います。
同馬を管理する田村康仁調教師も、『世代のトップクラスに胸を借りる立場だけど、（戴冠へ）これ以上はない舞台』と意気込んでいます。大駆けへの期待は膨らむばかりです」
荒れまくっている春のＧＩシリーズ。皐月賞でも人気馬が総崩れとなり、思わぬ伏兵が台頭するのか。それが、ここに挙げた２頭であっても不思議ではない。
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