2022.04.08

桜花賞でも高配当炸裂か。穴党記者が推す阪神の荒れ馬場で浮上する伏兵2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 では、どういった馬が狙い目となるのだろうか。太田記者はこんな見解を示す。

「先週の阪神・芝のレースを見てみても、上がり時計は比較的速かったんですよね。ですから、荒れ馬場を苦にせずに決め手を発揮できる馬が面白いのではないでしょうか」

 そこで、太田記者は2頭の穴馬候補を推奨する。

「まず気になるのは、ベルクレスタ(牝3歳)です。阪神JFで6着、GIIIクイーンC(2月12日/東京・芝1600m)で3着と敗れて今回は人気を落しそうですが、この2戦はともに枠順が災いしたもの。評価を下げるのは早計でしょう。

 阪神JFでは8枠16番発走で前に壁が作れず、3コーナー過ぎから大外をまくるような形になって、直線半ばすぎに息切れ。さすがにゴールまでの脚が残っていませんでした。

 クイーンCは逆に、1枠2番発走がアダになりました。道中、他の馬にどんどん前に入られて後退。次第にポジションが悪くなって、直線入口では最後方まで下げざるを得ませんでした。

 直線を迎えても、馬群のなかで進路を探しながらのスパートとなり、残り300m付近では包まれて勢いが鈍る場面もありました。結局、スローペースに泣かされる格好で3着に終わりましたが、メンバー最速の上がり33秒4をマーク。大外をスムーズに伸びてきた勝ち馬プレサージュリフト(牝3歳)とは、互角以上の評価ができると思います。

 戦績だけ見ると"早熟"といった評価をされてしまうかもしれませんが、半姉のアドマイヤリードは古馬になってからもGIを勝っています。同馬を管理する須貝尚介調教師も、結果を出している2歳の時から『段階を踏みながら成長していってくれれば』と、その後の伸びしろを見込んでいました。人気落ちを考えても、今回が狙い目でしょう」

 鞍上は、大阪杯で人気薄のポタジェを勝利に導いた吉田隼人騎手。昨年の桜花賞ジョッキーでもあり、2週連続の大仕事を果たすのか、注目である。

 太田記者が推すもう1頭は、ウォーターナビレラ(牝3歳)だ。人気どころではあるが、「2強」からは少し水をあけられて、配当的な妙味は増している。

「同馬に関しては"負けて強し"の内容だった阪神JFの走りが忘れられません。先行馬総崩れの展開にあって、3番手から3着に踏みとどまりました。世代トップレベルの実力を持っていることは間違いありません」