波乱続出の大阪杯は、馬券圏内に入る「3つの条件」をクリアした穴馬2頭で勝負 (2ページ目)

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 この条件を残った9頭に当てはめると、アフリカンゴールド(せん7歳)、アリーヴォ(牡4歳)、キングオブコージ(牡6歳)、ショウナンバルディ(牡6歳)の4頭がクリアできなかった。

 翻(ひるがえ)って、すべての条件をクリアしたのは、アカイイト(牝5歳)、エフフォーリア(牡4歳)、ジャックドール(牡4歳)、ヒシイグアス(牡6歳)、レイパパレ(牝5歳)の5頭。今年の大阪杯は、この5頭が上位を争うと見た。

 このうち、エフフォーリア、ジャックドール、レイパパレは上位人気が予想されるため、穴馬候補として推したいのは、アカイイトヒシイグアスだ。

 アカイイトは、昨秋のエリザベス女王杯の覇者。10番人気ながら、圧巻の末脚を見せて大金星を飾った。続くGI有馬記念(12月26日/中山・芝2500m)では7着に敗れたものの、若干距離が長かった印象がある。現に、休み明け初戦となった前走のGII金鯱賞(3月13日/中京・芝2000m)では3着と巻き返している。

 大阪杯は再び適距離の2000m戦。阪神コースとの相性もいいだけに、エリザベス女王杯の再現があっても不思議ではない。

大阪杯での一発が期待されるヒシイグアス大阪杯での一発が期待されるヒシイグアスこの記事に関連する写真を見る ヒシイグアスは、昨年末に挑んだ海外GIの香港カップ(12月12日/香港・芝2000m)で強豪相手に僅差の2着と好走。トップクラスでも戦えることを示した。

 そもそも一昨年の春から昨年の春にかけて、2つの重賞を含めて4連勝を飾った実力馬。初めてのGI参戦となった昨秋のGI天皇賞・秋(東京・芝2000m)でも、エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアの「3強」と渡り合って、5着と健闘している。一発の可能性は十分にある。

 春のGIシリーズ第1弾の高松宮記念は、3連単の配当が200万円超えとなる大荒れの決着となった。大阪杯でもその流れが続くのか。もしそうなら、ここに挙げた2頭の穴馬候補に注目である。

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