スプリングSを穴党記者が徹底検証。タフな条件で強さを発揮しそうな伏兵2頭に大駆けの予感

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 走っても、走っても、なぜか人気しないタイプ。実際、GIII京都2歳S(11月27日/阪神・芝2000m)2着、GIIIシンザン記念(1月9日/中京・芝1600m)4着ながら、いずれも時計が平凡で、個人的にも(同馬の強さについては)半信半疑でした。

 しかし、前走のGIII共同通信杯(2月13日/東京・芝1800m)でも3着と奮闘。同日の古馬牝馬限定の3勝クラス・初音Sの勝ちタイムをコンマ4秒も上回っていますし、強豪相手に逃げ粘る強い内容でした。この馬も軽視することはできません」

 いまだ明確な序列が決まっていない3歳牡馬戦線。ここから、勢力図を一変させる馬が出てきても不思議ではない。もちろんここに挙げた2頭も、その候補になり得るかもしれない。

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