阪神大賞典は大本命に不安あり。馬場を味方にできる2頭が再び好配当を生み出すか

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

阪神大賞典での大駆けが見込まれるアイアンバローズ阪神大賞典での大駆けが見込まれるアイアンバローズこの記事に関連する写真を見る 吉田記者はもう1頭、前走のGIIステイヤーズS(12月4日/中山・芝3600m)で2着に入ったアイアンバローズ(牡5歳)にも注目する。

「大跳びで器用さを欠くタイプですが、前走のステイヤーズSでは(鞍上が)うまく折り合いをつけながら、ペースが落ちたところで(馬と)ケンカすることなく行かせたことが奏功したように思います。今回もしっかりとペースを作ってくれるキングオブドラゴンがいて、折り合い面での苦労は緩和されるので、ポジションにもこだわることなく、より競馬がしやすくなるのではないでしょうか。

 また、もともと広いコースが合うタイプですが、今回よりも小回りコースで行なわれたステイヤーズSで結果を出せたことは大きな自信になったはずです。前走同様に適度に上がりがかかるようなら、再度勝負どころから早めに動く形が理想。攻め気配や馬体から仕上げに抜かりはなく、長距離戦での連続好走も十分にあると見ています」

 波乱含みの長丁場の一戦。馬場を味方に前を行く2頭に要注意である。

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