堤礼実アナがフェブラリーSで見たプロの魂。「泥だらけの福永騎手はカッコよかった」

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 また、勝ったカフェファラオもさることながら、今年のフェブラリーSで注目を集めたのが、3着に入ったソダシです。

 ソダシは前走のGIチャンピオンズCでダートに初挑戦し、12着と惨敗。それだけに今回も不安視する声が少なくありませんでした。

 かく言う私自身、期待よりも不安のほうが大きかったというのが、本音です。

 チャンピオンズCでは、いいスタートをきって先頭に立ちながら、最後の直線で馬群に沈みました。白毛のきれいな馬体は、ダートコースだと一層目立つ分、馬群に沈むシーンも強烈な印象として残ってしまいます。今回は調教がどんなにいいかという情報を聞いても、私はそのイメージをなかなか切り離すことができなかったのです。

 しかし、結果は3着と奮闘。芝とダートの両GⅠ制覇とはなりませんでしたが、ソダシは私の予想をいい意味で裏切ってくれました。

 しかも、フェブラリーSで牝馬が馬券に絡む(3着以内に入る)のは、21年ぶりとのこと。牝馬が、それも白毛馬が3着に入ったことは、それだけで十分な偉業だと思います。

 芝はもちろん、ダートでもこれだけ強い走りができると証明したわけですから、今後への楽しみはさらに膨らみます。不安を感じてしまって、ごめんなさい(苦笑)。

 やっぱり、ソダシは本当のスターホースなんだな。そんなことを改めて感じさせてもらった今年最初のGⅠレースでした。

Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」

『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分~)
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