2022.02.19

フェブラリーSは本命不在の大混戦。年齢不安ない9歳馬が得意舞台で大激走の気配

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro
  • photo by Sankei Visual

 ワンターンの1600m戦となれば「まだ見限れない」と判断して、今回2度目のダート戦となるソダシ(牝4歳)も人気しそうです。

 ただ、チャンピオンズCの際にも触れましたが、僕はソダシについてはダート向きの印象は持っていません。確かにチャンピオンズCよりは条件がよくなりますが、ここでも変わらずに懐疑的な目で見ています。

 というのも、スピード任せにいく馬で脚が溜まらないため、最後のひと押しが利かないからです。気分が乗らないと途中でパタッとレースをやめてしまう気ムラな点も相変わらず。よっぽど脚抜きのいい馬場になれば違ってくるかもしれませんが、そうなったとしても個人的には、押さえまで、といった評価です。

 こうして上位人気が予想される馬を見ても、それぞれ一長一短があって、馬券予想は難解を極めます。最終的には、一番マイナス要素が少ない馬、あるいは消去法で本命馬を選ぶ、といったアプローチになるかもしれません。こんなGIは本当に珍しいと思います。僕もギリギリまで悩むことになりそうです。

 そんななか、穴馬候補として注目している馬が1頭います。古豪のエアスピネル(牡9歳)です。

昨年のフェブラリーSでも2着と好走したエアスピネル昨年のフェブラリーSでも2着と好走したエアスピネル この記事に関連する写真を見る  ダート路線に転向後は善戦しているものの、いまだ勝利はありません。そして、今年は明け9歳。「さすがにもう厳しいだろう」と考える人も増えて、一段と人気が下がりそうな気がしています。

 だからこそ、今回が狙い目ではないかと思っています。

 この馬は、まるで東京・ダート1600m"専用機"といった感じで、この条件では馬券圏内(3着以内)を外したことがありません。昨年も2着に好走していますし、他の条件では結果が出なくとも、東京・ダート1600mが舞台となれば、絶対に見直しが必要です。