フェブラリーSは今年も荒れるか。「お得意様」の血統から連対しそうな2頭をピックアップ (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 2番手にもキングカメハメハ系、直仔のエアスピネル(牡9歳/栗東・笹田和秀厩舎)を推したい。同馬は昨年のフェブラリーS2着馬で、ダートに出走するようになった10走前以降、「1戦おきに馬券圏内に入る」ことを繰り返している。

 この10戦を見ると、馬券に絡めなかったのは1700m以上、芝、不良馬場と敗因は明確。東京ダートでは3戦して8番人気3着、9番人気2着、2番人気2着と複勝率100%の数字を残している。前走のGⅠチャンピオンズC(中京/ダート1800m)は9着に敗れたが、昨年も同レース7着からの一変だった。さらに、先ほどの「1戦おきに馬券圏内に入る」という傾向からすると、次は3着以内に入ることになる。

 今回は30戦目のレースとなるが、初めてミルコ・デムーロ騎手が騎乗予定だ。同騎手はこのレースを8回騎乗して2016年モーニン、2017年ゴールドドリームで2勝。さらに2011年フリオーソで2着、2003年イーグルカフェで3着と4回も馬券に絡み、勝率25.0%、複勝率50%という好成績を収めている。これ以上ない力強い鞍上を迎えただけに期待が高まる。

 以上、今年のフェブラリーSは、キングカメハメハ系の2頭、レッドルゼルとエアスピネルの2頭に期待する。

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