共同通信杯の狙い目は、信頼度が高まる「過去データ」が示す3パターンから浮上した穴馬4頭 (2ページ目)

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 レッドモンレーヴは、新馬戦では惜しくも2着に敗れるが、前走の未勝利戦(12月28日/中山・芝1800m)を完勝。祖母が女傑エアグルーヴという良血で、秘めた素質はここでもトップクラスだ。

 GIや重賞で善戦してきた馬が人気とあって、いずれも上位人気は見込めないが、軽視は禁物。まして、ディープインパクトの血を引く馬が強さを誇る過去データを重視すれば、大駆けがあっても不思議ではない。

 続いて取り上げたいのは、新馬勝ちから挑んできた馬である。人気、人気薄を問わず、過去にこのタイプの好走がしばしば見られるからだ。

 例を挙げれば、2015年に3番人気で勝利したリアルスティール、2018年に3番人気で2着に入ったサトノソルタス、2020年に2番人気で3着となったフィリオアレグロ、2021年に7番人気で2着と好走したヴィクティファルス、同年に2番人気で3着となったシャフリヤールなどである。

 そもそも新馬勝ちから共同通信杯に挑むということは、それだけ陣営の期待が大きい逸材と言える。だからこそ、こうしたパターンの好走例が多いのだろう。

 その点を考慮すれば、今年も新馬勝ちから挑む馬は外せない。そして今回も、候補馬が1頭いる。

 ダノンベルーガ(牡3歳)である。

新馬戦を勝ち上がったばかりだが、侮れないダノンベルーガ新馬戦を勝ち上がったばかりだが、侮れないダノンベルーガこの記事に関連する写真を見る ダノンベルーガは、初陣となる2歳新馬(11月21日/東京・芝2000m)でメンバー最速の上がり33秒1という時計をマーク。鋭いキレ味を見せて完勝した。キャリアは乏しいものの、そのレースぶりからして、一発の魅力は十分にある。

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