「いつか祝杯を!」堤礼実アナと競馬界のレジェンドとの約束 (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 名牝の繁殖入りと言えば、先頃、アーモンドアイが初子となる牡馬を出産した、というニュースが入ってきました。

 先にも触れたエフフォーリアなど、父はすでに多くの産駒が活躍しているエピファネイア。デビューを迎える際には、大きな注目を集めることになるでしょう。

 まだ多くの情報がないので、どんな馬なのかわかりませんが、これから大事に育てられて、きっと美しい馬体を私たちの前で披露してくれるのではないでしょうか。今からワクワクしています。

 同様に、2021年を彩った名牝たちからはどんな子が産まれてくるのか。そちらも楽しみにしたいと思います。

 さて、年が明けてはや1カ月が過ぎましたが、新たな年を迎えて一段と関心が高まるのは、クラシックを目指す3歳馬たちの動向です。

 個人的に注目しているのは、牝馬のラスール。新馬戦を勝ったあと、手綱をとったクリストフ・ルメール騎手が「新しいグランアレグリアですね」とコメントしていたのが、とても印象的でした。あの名ジョッキーにそう言わせる馬ですから、"ただ者"ではないと思っています。

 今年初戦のシンザン記念では断然の1番人気に推されながら7着に敗れてしまいましたが、牡馬相手の厳しい戦いでした。次戦では巻き返しが見込めますし、これからも注目していきたい一頭です。

 牡馬では、昨年の最優秀2歳牡馬に選ばれたドウデュースが気になります。この馬自体が強いのはもちろんですが、武豊騎手に初めて朝日杯フューチュリティSでの勝利をもたらした馬ですからね。

 昨年末の朝日杯FSの時は、レースを見ていた中継スタジオのみなさんも、最後の直線に入り「武さん、いけるんじゃないか!」とすごく盛り上がっていました。勝った瞬間は「武さん、おめでとうございます」と同時に、「ドウデュース、ありがとう」という気持ちになりました。

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