根岸Sは信頼度上昇中の「過去データ」を重視。大混戦から浮上する4頭が高配当を演出か

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 また、テイエムサウスダンは前走で地方交流重賞のGIII兵庫ゴールドトロフィー(12月22日/園田・ダート1400m)を勝っているが、過去例に挙げた3頭はいずれも前走でJRAのレースを勝利。その点を踏まえて、同馬も強くはオススメできない。

東京・ダート1400mの舞台で2連勝中のヘリオス東京・ダート1400mの舞台で2連勝中のヘリオスこの記事に関連する写真を見る 残ったのは、ヘリオス。2走前のオープン特別・グリーンチャンネルC(10月10日/東京・ダート1400m)、前走のオープン特別・霜月S(11月21日/東京・ダート1400m)と連勝中で、それなりの人気が予想されるが、今回と同じ舞台で強さを見せてきた同馬であれば、再び上位争いに加わってもおかしくない。

 続いてピックアップしたいのは、前走で3、4着に終わった追い込み馬である。根岸Sではこういったタイプの馬の好走が際立っているからだ。

 2012年に4番人気で快勝したシルクフォーチュン、2013年に5番人気で勝利したメイショウマシュウ、2014年に4番人気で勝ったゴールスキー、2019年に5番人気で3着となったクインズサターン、2020年に9番人気で3着と健闘したスマートアヴァロン、2021年に10番人気で2着に突っ込んできたワンダーリーデルなどがいい例となる。

 今年のメンバーでこのパターンにハマりそうなのは、エアアルマス(牡7歳)、オメガレインボー(牡6歳)、スリーグランド(牡5歳)、タガノビューティー(牡5歳)。どの馬も面白い存在ではあるが、過去の例に挙げた馬たちは皆、直近3走のどこかでメンバー最速の上がりをマークしていた。

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