「私はこの馬が好き!」美女馬券師が有馬記念で夢を託す本命とは? (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 さて! 有馬記念!

 私にとって有馬記念は、他のGIレースとは向き合い方がちょっと違います。「勝ちそうな馬を選ぶ」というよりも、本命は「応援したい馬を買う」ようにしています。

 そして今年、私が夢を託す本命はエフフォーリア(牡3歳)です。

 正直、距離は心配です。唯一負けたのが、2400m戦のGI日本ダービー(5月30日/東京)。ハナ差屈した勝ち馬シャフリヤールがその後、出走レースで勝っていないのも気になるところです。

 とはいえ、GI天皇賞・秋(10月31日/東京・芝2000m)では、あのコントレイルやグランアレグリアに1馬身をつけて快勝! しかもその後、2着のコントレイルはGIジャパンCを、3着のグランアレグリアはGIマイルCSを勝って有終の美を飾りました。負かした馬がその後、しっかり成績を収めていることは、この馬の地力の高さを証明しています。

 この中間は、天皇賞・秋の時がすばらしくよかったこともあって、当時と比べると少し物足りないところもあるようですが、順調に追い切りを消化。となれば、あとは自身のポテンシャルと鞍上の横山武史騎手のセンスある騎乗で、この距離もこなしてほしい......そんな気持ちを込めて、本命にしました。

 というか、私はこの馬が好きなのです!

 対抗は、馬券的な妙味を感じるディープボンド(牡4歳)。

 この馬はエフフォーリアとは逆に、距離が延びていいタイプ。今春には、GII阪神大賞典(3月21日/阪神・芝3000m)で1着、GI天皇賞・春(5月2日/阪神・芝3200m)でコンマ1秒差の2着と好走しています。

 加えて、GI凱旋門賞(10月3日/フランス・芝2400m)の前哨戦、GIIフォワ賞(9月12日/フランス・芝2400m)も完勝。今年、芝2400m以上のレースを走って、連を外したのは凱旋門賞(14着)のみです。

 中山での実績が、2戦して10着(皐月賞)、14着(中山金杯)というのが懸念されますが、3枠5番といい枠を引き当てました。鞍上の和田竜二騎手は、穴馬を上位に持ってくるイメージがあります。一発に期待しています。

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