高田秋が有馬記念で気になる4頭。穴馬として選んだ2頭は? (2ページ目)

  • 河合 力●構成 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【有馬記念は1頭穴馬が飛び込む】

 有馬記念の過去成績を振り返ると、このレースも、人気馬のなかに1頭穴馬が飛び込むケースが多いな、と。ここ数年で見ても、2017年の2着馬クイーンズリング(8番人気)、2018年の3着馬シュヴァルグラン(9番人気)、2020年の2着馬サラキア(11番人気)などがいますよね。

 この傾向をふまえて、上位に食い込んできそうな「穴馬」をまず探そうと思います。

 最初に挙げたいのは、アカイイト(牝4歳)ですね。前走のGⅠエリザベス女王杯(阪神・芝2200m)では、10番人気での大金星。その勢いのままに挑みます。

 人気薄での勝利でしたし、展開が向いた面もあったのかもしれません。ただ、後方から大外を上がって差し切ったレースは、実力がなければできないと思っています。前走のコースは、小回りで直線も短め。今回の中山競馬場と似ているのも好印象です。

 データ的に見ても、先ほど挙げたサラキアやクイーンズリングは牝馬。勝ち馬も、2019年のリスグラシュー、2020年のクロノジェネシスと、牝馬が連勝中です。この点からも、アカイイトには注目したいですね。

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