今年は「荒れる」順番。阪神JFは過去の激走例から導いた3頭が吉を呼ぶ (3ページ目)

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 今回、このパターンに当てはまるのは2頭。ダークペイジ(牝2歳)とナミュール(牝2歳)だ。

 ダークペイジは2歳新馬(9月4日/小倉・芝1200m)、続く1勝クラスのりんどう賞(10月9日/阪神・芝1400m)と連勝。いずれも僅差の勝負だったが、先行してのレース運びは非常に安定感がある。

 片や、ナミュールは2歳新馬(9月11日/中京・芝1600m)を完勝したあと、1勝クラスの赤松賞(11月21日/東京・芝1600m)も快勝。2戦とも33秒台の上がりをマークし、極上の切れ味を披露してきた。

 ここでは重賞勝ち馬や牡馬相手の重賞で好走してきた馬の人気が予想され、ダークペイジとナミュールはそれらに続く存在と見られている。だが、これら2頭も無傷の2連勝中で底を見せていない。配当的な妙味を考えれば、まさに"オイシイ存在"と言える。

 若き乙女たちが初めて挑むGI戦。まだまだ成長過程にある面々ゆえ、波乱の要素は十分にある。ここに挙げた3頭が女王の座についたとしても不思議ではない。

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