今年は「荒れる」順番。阪神JFは過去の激走例から導いた3頭が吉を呼ぶ (2ページ目)

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阪神JFでの一発が期待されるナムラリコリス阪神JFでの一発が期待されるナムラリコリスこの記事に関連する写真を見る ナムラリコリスは前走でGIII函館2歳S(7月17日/函館・芝1200m)を制覇。そこから、約5カ月の休養を挟んで阪神JFへ直行してきた。 

 そんな休み明けの不安、さらに前走から距離が400m延びる点などが懸念されて、ここでは人気上位を争うことはなさそう。だが、過去の例からしても重賞ウイナーを軽視するのは禁物。同馬の一発に期待してみるのも悪くない。

 次にピックアップしたいのは、新馬→1勝クラス(旧500万下)、あるいは未勝利→1勝クラスと連勝してきている馬だ。

 過去、このタイプも馬券に絡んでくることが多かった。たとえば、2013年に8番人気で3着と善戦したフォーエバーモア、2014年に5番人気で快勝したショウナンアデラ、2017年に3番人気で2着に入ったリリーノーブル、同年に4番人気で3着入線を果たしたマウレア、2019年に6番人気で2着と好走したマルターズディオサ、2020年に2番人気で2着となったサトノレイナスらがそう。

 勝ち上がってきた前走が重賞やオープン特別だった馬に比べて、それが条件戦だった馬の評価はどうしても低くなる。だが、実績的には2戦2勝だったり、3戦2勝だったり、前走が重賞だろうが、条件戦だろうが大差はなく、条件戦を勝ってきた馬であっても、決して侮ってはいけない。とりわけ、連勝して条件戦を勝ち上がってきた馬については、過去例からして積極的に狙っていくべきだろう。

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