チャンピオンズCは混戦ムードで横山ルリカが困惑。「この秋一番難しいレース」で軸に選ぶ馬は? (2ページ目)

  • 土屋真光●構成 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 そういった状況で、今回、私はソダシ(牝3歳)を応援するスタンスです。馬券派の方はソダシが出走して人気を集めることで、自分が狙う馬のオッズが上がると、ワクワクしているのではないでしょうか(笑)。

 振り返ると、昨年9月の札幌2歳Sの前まではダートのほうが向いているのではないかと言われていました。でも走ってみると、芝のほうがいいのではないかという認識になって。ダートも走ってみないとわからないという点はむしろ魅力。このレースは、3歳牝馬で勝った馬はいないんですよね。今までのチャンピオンズCの勝ちデータに当てはまらない成績での挑戦もおもしろいと思います。

 もし、ダートのほうが向いているならば、世界のラヴズオンリーユーに勝った芝よりもすごいパフォーマンスが見られるかもしれません。とてもワクワク感があります。GI桜花賞では、白毛馬初のクラシックホースになり、GⅡ札幌記念はクロフネ産駒の牝馬で初めて2000m以上の重賞勝ちと、常に"史上初"を作ってきたソダシ。白毛ということを差し引いても、3歳牝馬として、スゴすぎる馬だと思っています。

 スピードの持続力は桜花賞や札幌記念で見せています。不安な点は、お母さんのブチコもゲートで気性面の難しさがあったように、ソダシも前走はゲートで出遅れ、気性面の課題が出てきました。でも、その不安要素が出なければ、こなせなくはない血統。最内枠に決まりましたが、砂をかぶりたくなかったので、外のほうがよかったかなと思いました。

 今回のレースは、ソダシの"二刀流"の応援ですので、馬券的な組み合わせは強弱をつけずに手広く考えています。

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