2021.12.03

チャンピオンズCの頭はソダシ。それでも上昇気流に乗る伏兵2頭が高配当を運んでくる

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 ここでのレース運びは、人気を背負って目標となり、他馬からプレッシャーをかけられて体力を削られるのはきついですから、ダートならトップクラスの決め脚を生かす形が理想。前走の秋華賞の時のようにテンションが上がって、精神的な脆さを見せる可能性はないとは言いきれませんが、馬込みやキックバックで我慢がきけば、勝機は十分にあると思います。

 今や競馬界の"トップアイドル"と言っていいほどの人気馬ゆえ、馬券的な妙味は薄れてしまいますが、この馬の頭狙いが正解でしょう」

 そうなると、GIマイルCS、GIジャパンCに続いて堅い決着が予想されるが、吉田記者は「馬連や3連単ならウマ味がある」と言って、馬券圏内(3着以内)に入ってくる伏兵の台頭を示唆。そして、その候補としてサンライズホープ(牡4歳)の名前を挙げる。

「道中のラップ以上に熾烈なしのぎ合いとなるGI戦。前走で緩いペースで戦ってきた馬が多いことを踏まえれば、タフな流れだったGIIIシリウスS(10月2日/中京・ダート1900m)を制した同馬は評価できます。

 540kg前後の大型馬で、広いコースで先行する形がベストの馬。外からのプレッシャーには一抹の不安があり、小回りコースでの出入りの激しい競馬は不向きです。とすれば、2走前のGIIIプロキオンS(6着。7月11日/小倉・ダート1700m)や、年明けの3勝クラス・豊前S(7着。1月24日/小倉・ダート1700m)での敗戦は度外視していいでしょう。

 それらの結果を除けば、今年の残り4戦は2着、1着、1着、1着とすべて連絡み。中京コースの戦績も3戦2勝、2着1回とパーフェクト連対を果たしています。

 逃げる形にならなくても、ハミをかまなくなった気性面の成長は著しく、ここでもすんなりと主導権を握れる見立て。外からの追い上げが少しでも遅くなれば、得意の中京で波乱を演出する可能性は大いにあります」

 吉田記者はさらにもう1頭、気になる馬がいるという。