2021.12.02

チャンピオンズCは今年のダート戦線でめっぽう強い「エーピーインディ系」から2頭を厳選

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 同馬は2歳時の11月に新馬戦で勝利すると、3歳5月に2勝目、12月に3勝目を挙げ、今年4月の灘S(阪神/ダート2000m)を勝ってオープン入り。続く三宮S(中京/ダート1800m)も勝ち、GⅢプロキオンS(小倉/ダート1700m)6着を挟んで、前走のGⅢシリウスS(中京/ダート1900m)で重賞初制覇を果たしてここに臨む。

 そのシリウスSは好位2、3番手から早めに抜け出し、外から襲いかかるウェスタールンドをアタマ差抑えるという辛勝だったが、今回と同じ条件の三宮Sは2馬身半差の完勝で、逃げても控えても競馬ができる自在性は大きな武器になりそうだ。また、父マジェスティックウォリアーの産駒もこの中京ダート1800mは得意条件で、過去1年ではヘニーヒューズと並ぶ5勝で最多タイを誇っている。

 前述した同世代のテーオーケインズも、今年4月にGⅢアンタレスSで重賞初制覇を飾ると、4番人気で出走した帝王賞では、1番人気オメガパフューム(5着)と2番人気チュウワウィザード(6着)の凡走にも助けられたが、3馬身差の圧勝で地方交流GⅠホースとなっている。成長著しい4歳馬、初めて重賞を勝った勢いは軽視できないものだ。馬名の「ホープ」に相応しい走りに期待したい。

 もう1頭、エーピーインディ系からパイロ産駒のメイショウハリオ(牡4歳/栗東・岡田稲男厩舎)にも注目だ。

先行力のサンライズホープに対し、こちらは力強い末脚が武器。重賞初制覇となった前走のGⅢみやこS(阪神/ダート1800m)では、ごちゃつく馬込みを力強く割って伸び、混戦に強そうな勝負根性を感じさせた。こういうタイプはGⅠのようにレースレベルが上がり、先行争いが厳しくなった時に展開がハマって"漁夫の利"を得ることも多い。

 以上、今年のチャンピオンズCはエーピーインディ系の2頭、サンライズホープとメイショウハリオの2頭に期待する。