「穴狙い」の高田秋がジャパンカップで気になる4頭。「馬券的にコントレイルと同じくらい注目している」馬とは? (3ページ目)

  • 河合 力●構成 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 そのほかに気になるのは、オーソリティ(牡4歳)です。前走、1番人気に推されたGⅡアルゼンチン共和国杯(11月7日/東京・芝2500m)を勝ち、調子はよさそう。鞍上も前走と同じクリストフ・ルメール騎手ということで、こちらも心強いですよね。

 これまでに重賞を3勝(GⅡ青葉賞、アルゼンチン共和国杯2勝)しているのですが、すべて東京・芝2400〜2500mということで、今回の舞台はかなり合いそう。年齢も4歳と、まだまだ伸び盛りの時期ですよね。勝つまでは難しいかな......と個人的には思うのですが、3着以内なら十分あると思います。

 もう1頭挙げるなら、アリストテレス(牡4歳)でしょうか。こちらも4歳、コントレイルやオーソリティと同世代ですよね。忘れてはいけないのは、この馬こそ「三冠でもっともコントレイルを苦しめた馬」だということです。

 昨年のGⅠ菊花賞、コントレイルの三冠がかかるレースで、アリストテレスは直線で一騎打ちになりました。コントレイルを負かしそうな勢いでしたが、結果はクビ差の2着。負けたとはいえ、それまで圧勝続きだったコントレイルを追い詰めた姿は印象に残っています。

 あのレースからも、アリストテレスの能力が高いのは間違いありません。前走のGⅡ京都大賞典(10月10日/阪神・芝2400m)は敗れてしまいましたが、ひと叩きで調子が上がれば面白いと思います。

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