堤礼実アナも注目するソダシ「今度はダート戦でどんな輝きを見せてくれるのか楽しみ」 (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 私自身、ダート戦を見るのがとても好きです。

 競馬の本質とは関係のないビジュアルだけの話をさせてもらうと、蹴り上げられた砂が舞い上がるなかを、各馬が颯爽と駆け抜けていく姿は、芝のレースとは違った美しさがありますよね。

 なかでも、雨が降ってドロドロになった馬場で行なわれるダート戦は、駆け抜ける馬の姿が本当にカッコいい!

 もちろん、泥まみれになる馬や騎手の方たちはすごく大変だと思うので、重馬場になってほしいとは言えませんが(苦笑)、泥んこのダート戦ならではの見応えを感じています。

 ダート好きの私としては、馬場状態はさておき、ソダシの白い馬体が砂の上でどう輝くのか、楽しみにしています。

 スタートから先頭を走り続け、土や砂で汚れることなく、1頭だけ輝く白い馬体のままゴール板を駆け抜けていくのか。土をかぶり、真っ黒になりながらも集団から割って出てくるのか。どちらの姿もいいでしょうね。

 とにかくソダシらしく、先頭でゴール板を駆け抜ける姿がまた見たい。イチ競馬ファンとして、そんな願望を持っています。

 秋華賞とは対照的に、人気が割れたのが菊花賞でした。

 皐月賞馬のエフフォーリア、ダービー馬のシャフリヤールがそろって別路線へ向かったため、どの馬が勝っても不思議はない――3歳クラシック最後の一冠は、そんなレースとなりました。

 勝ったのは、その名にふさわしい走りを見せたタイトルホルダー。序盤から先頭に立ち、そのまま3000mを駆け抜ける圧巻の逃走劇でした。

 レース途中までは正直、「このままでは終わらないだろう」と思いながら見ていたのですが、最後の直線に入ってもスピードが落ちることなく、2着のオーソクレースとは5馬身差ですから、余裕の逃げ切りです。

 タイトルホルダーのような強い逃げ馬が1頭いると、レース展開が大きく変わることもあり、競馬が一段と面白くなりますよね。次走はどこへ向かうのかわかりませんが、今後のGI戦線のカギを握る馬になりそうです。

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